農家と求人者繋ぐ 新戦力に期待

JAあづみ
仕事内容を説明する求人者(右)と話を聞く求職者(左)
仕事内容を説明する求人者(右)と話を聞く求職者(左)

JAあづみは4月25日、無料職業紹介事業の一環として「集団面接会」を安曇野市の堀金公民館で開いた。新型コロナウイルス感染防止のため会場入り口での検温やマスクの着用、面接の間隔を広く取るなどの対策を行った。
繁忙期に向け人手を確保したい農家と求職者を繋ぐことを目的に毎年開催しており本年で4年目の取り組みとなる。
主力農産物である夏秋いちごや米などを栽培する管内の農家8軒がブースを並べ、農業に関心を持つ30代から70代の求職者約50名に作業内容や労働条件などを個別に説明した。
求職者の1人は「夏秋イチゴに携わる仕事がしてみたかった。通勤距離や労働環境が希望に合えばと思い、話を聞いたがいい求人先があった。後は、連絡を待ちたい」と期待していた。
12名の求職者と面接した夏秋イチゴ農家の女性は「この事業のおかげで人手の確保が出来そう。こちらの要望に応え、一生懸命頑張ってくれる方を採用したい」と話した。
同事業は職業安定法に基づき厚生労働大臣に届け出をして、「求職及び求人の申し込みを受け、求人者と求職者との間に雇用関係の成立を斡旋する」ことを行う事業で平成30年4月1日から開始。令和2年度実績は登録人数114名(求職者92名、求人者22名)、紹介実績76件、求人者雇用件数43件だった。

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