JAグリーン長野花き部会は、「アリウム・ギガンチューム」の切り花を4月10日から出荷している。アリウム栽培者10人がビニールハウスと露地で栽培。昨年に比べて作付面積も拡大し、約2万本の出荷をめざす。
本格出荷を前に、2回目の出荷日となった4月14日に長野市篠ノ井の東部青果物流通センターで開き、生産者10人が出席し、販売情勢や出荷規格、荷作り方法を確認。初出荷日は、市場に同品目の出荷量が少ないことから、単価高でスタートを切ったこと、また、特にハウス物の出荷時期は品目の端境期となることも追い風となり、今後の出荷販売に期待を寄せられることも共有し、出荷意欲につなげた。あわせて、露地物の出荷時期は他品目の出荷や競合産地の出荷も始まることから、等級をよりそろえ、ボリュームを意識して荷造りを進めることも確認した。宮川昭夫球根専門部長は、「球根のなかでも最初に出荷される品目。スタートダッシュして良い値での販売が進むように努力していこう」と話した。
専門部では、生産者間でリレー、また計画的に出荷し、安定品質・数量・価格で販売を進めるとともに、花き部会員を中心に同品目の複合栽培推進に取り組んでいく考えだ。