最高位に大塚潤也さん(佐久穂町)/青年農業者プロジェクト活動コンクール

JA佐久浅間
表彰される大塚さん(左)
表彰される大塚さん(左)

長野県が主催する「明日の長野県農業を担う若人のつどい」の青年農業者プロジェクト活動コンクールプロジェクト発表の部で、佐久穂町の大塚潤也さんが、最優秀賞の長野県知事賞を受賞した。
コンクールは、将来の長野県農業を担う農業者が、自らの農業経営の課題を解決するプロジェクト活動や農業に対する意見発表を通じ、農業技術や経営力向上などを図り、農業の発展に寄与できる農業者の育成を目的に開いている。
「明日の長野県農業を担う若人のつどい」は2月16日に開催されたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響でオンライン開催となったため、4月6日、佐久市の佐久合同庁舎で大塚さんの表彰式を開いた。
大塚さんは「IoTと有機トマト栽培」と題して、IoTを活用することで、ハウスの開閉作業や灌水作業をコンピューター制御や遠隔操作して、散在するハウスへの移動時間を減らし、作業全体の効率を上げ、生産規模拡大と品質向上につなげた取り組みを発表。「今の時代だからこそ出来るテクノロジーを使い、労働時間を減らし、作る人にも食べる人にもやさしい農業を目指している」と話した。
大塚さんは4年間父親のミニトマト栽培を手伝い、2018年に独立して就農。当初42アールから栽培を始め、現在は85アールまで拡大。収穫量は約3トン。20年からIoTに取り組んでいる。

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