高品質野菜の生産に向けて野菜専門委員会通常総会

JA長野八ヶ岳
事業計画や収支決算が報告、審議された
事業計画や収支決算が報告、審議された

JA長野八ヶ岳野菜専門委員会は、3月31日、野菜専門委員会通常総会が開催され、委員・関係者ら35名が出席した。令和2年度の事業報告および収支決算報告、令和3年度の事業計画および収支予算案など3つの議案について審議され、すべて賛成多数により可決された。
2020年は6月中旬から7月にかけて降雨が続き7月単月の降水量は平年の213%、日照時間は平年の37%となった。8月に入ると一転大干ばつとなり降水量は平年の30%、日照時間は128%となり気温は30℃を超える日もあった。この災害級の気象変動により栽培管理は困難を極め、作柄に大きな影響を与えた。昨年度も生産意欲は高い状況ではあったが、新型コロナウイルスの影響により外国人実習生の入国制限などで労働力確保が一部困難な状況となった。
全体的に天候不順が続いたシーズンの中でも南佐久の事前提案、契約取引等により顧客の確保ができた。しかし、近年出荷数量の割には価格が出ないという状況下において、令和2年度の実績は出荷数量2,000万ケースを超え、販売金額では228億円となり、前年対比で106.5%という結果となった。
令和3年度も、気象変動に対応した高品質の野菜の生産と安全・安心で環境にやさしい野菜産地の構築を目指した活動を行い、生産者所得確保のため、競争力のある長野八ヶ岳ブランドの確立に努め、基本方針となる出荷量2,000万ケース、販売総額225憶円の販売計画達成への意思統一を図った。

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