JAみなみ信州女性部下条支部の目的別グループ「じゃがじゃが応援団」は、12日下條村の下條小学校近くの2アールの圃場で、同校3年生のじゃがいもの植付作業を行った。同校3年生30人が参加した。
「じゃがじゃが応援団」は地産地消を子供たちに伝えたいと給食用の野菜作りから始まり、育つ過程を子供たちにも知ってもらい収穫する喜びを感じてもらいたいと、下條小学校3年生を対象としたじゃがいも栽培も毎年続けてきており、今年19年目を迎える。
この日は、メンバー5人のほか、同村役場や同教育委員会、JA職員ら12人も参加し、肥料まきと親芋の植付作業をおよそ1時間行った。
作業を終えた児童は「楽しかった、大きく育ってほしい」「じゃがいもいっぱいのカレー作りたい」と収穫を楽しみにした。
3年生担任の林裕介教諭は「一生懸命に作業する子どもたちの姿は頼もしく感じました。多くの地域の方に支えられながら貴重な体験ができる食育は本当にありがたい。収穫まで自動としっかり作業していきます」と話した。
同グループ代表の亀割正子さんは「子どもたちが野菜を育てることの大切さや安全安心な食を作ること、友達と収穫した喜びを感じてもらえたらうれしい。今年も元気に畑作業をしてもらい、こちらが元気をもらえました」と話した。
同グループの食育活動にはこれまで同JA女性部担当職員や行政職員らが支援していたが、今年度からは同JA営農課も加わり、分かりやすく作業説明することで児童の理解を深めていく。
今後、同校では土寄せや芽かき作業し、7月中旬に収穫を予定する。