JAながの女性部、地域貢献更に

JAながの
3月25日、本所で開かれた通常総会に出席した女性部役員ら
3月25日、本所で開かれた通常総会に出席した女性部役員ら

JAながの女性部は長野市のJA本所で、通常総会を開いた。今年度も、コロナウイルス感染拡大を受け予防対策として、代議員の委任状提出を採用して各地正副部長10名と前年度で退任された役員6人が出席し、2020年度事業活動報告や21年度事業活動案を承認した。
同女性部宮沢信代部長は、あいさつの冒頭に新型コロナウイルス感染症の拡大によって女性部活動も自粛し、感染予防対策をしながら過ごす日々を振り返った。そんな中でも、新しい活動のスタイルによって、一歩ずつではあるが、前を向いて今できる活動に取り組んで行きたいと述べた。
まず、一昨年の台風19号災害で被災した地域の部員より話を聞き被災した経験を共有する機会を作り、その復興に役立てばと全地域を巻き込んで農作業着や夏物衣料の持ち寄りボランティアを実施したこと。集まった衣類は、3回に分けて「お持ち帰りの会」を開催したことなど、地域の皆さんや地元の部員に寄り添って女性部活動ができたと述べた。
また、議事前には、前年度退任役員の紹介があり代表して前部長の牧けい子さんへ宮沢部長より記念品を贈呈し感謝の意を表した。
2020年度の活動内容として、「一歩ふみだす勇気、仲間と共に☆」を統一テーマとして、地域貢献活動として定着してきたフードドライブも、コロナ禍でステイホームが増えた家庭に食料を送る活動を展開する団体へ協力をするほか、NPO法人を通じて子ども食堂へ提供し全体で727.9kgの善意が集まった。また、花農家の応援として、地域の学校へフラワーアレンジメントを届ける活動を展開したほか、地区ごとに地元の子どもたちへの食農教育活動や郷土料理教室、野菜栽培講座などの特色ある活動の展開など報告、2021年度は、今の厳しい現状を乗り越えながら、合併した5つの各地区での特色ある取り組みを残しつつ、引き続き食農教育や地域貢献活動、仲間づくり、世代間交流に取り組むなどに加え、SDGsの学習会を深め、部員一人一人が内容を理解し、継続して取り組める活動や、新たな活動内容など、より一層活発な女性部活動に取り組むことを確認した。
現在の部員数は2,927人(21年2月末現在)。

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