地域を盛り上げる活動を目指す 三穂盛年の会5年目の食育事業

JAみなみ信州
盛年の会メンバーの指導を受け種まきする児童
盛年の会メンバーの指導を受け種まきする児童

飯田市三穂地区の若手生産者を中心につくる三穂盛年の会は22日、同校近くの10アールの圃場で、三穂小学校とトウモロコシの種蒔き体験を行った。同会は仲間づくりや地域活性化を目的に、遊休農地を活用しはじめた食育活動が5年目を迎える。
この日、同会のメンバー8人の指導のもと、全学年の児童82人が畝ごと班に分かれトウモロコシの種まきを行い、30分ほど汗を流した。
同校の原田邦彦校長は「昨年は休校期間で種まき体験はできなかったが、今年は全校ででき良かった。地区の方々が直接かかわってもらえることはとてもありがたい。特に食や農業を学ぶ機会では本当に助かります。地域を盛り上げたいと活動する大人の姿から、自分たちの地域を誇りに感じてもらえたらうれしい」と話した。
同会代表の木下清文さん(52)は「高学年の子が小さな子の面倒を見ながら作業する姿も見れ、微笑ましく頼もしく感じた。子どもたちには農作業を楽しみながら様々な経験を積んでもらいたい」と話した。
この日小学生の作業が終わると、引き続いて地元の三穂保育園園児もトウモロコシの種まき体験を行い、圃場にはにぎやかな笑い声が響いた。
今後同会が同圃場の栽培管理を行い、児童や園児も通学時や散歩などに生長を見守り、7月中旬に予定する小学生、園児によるとうもろこしの収穫体験を楽しみにしていく。

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