南信州農業振興協議会は12日、飯田市のJAみなみ信州本所で、第47回和牛繁殖技術共励会の表彰式を開いた。最優秀賞の県知事賞は、喬木村の多田友也さん(50)が受賞した。
県内産和牛子牛の主力産地として、繁殖技術と飼養管理技術の向上、及び繁殖経営の合理化、生産性向上を目的に毎年開いている。審査は書面審査により行い、2020年に木曽町の長野県中央家畜市場で開かれた6回のせり市に3頭を以上を出荷した31人を対象に、平均単価や体重などを総合的に評価して順位を決めた。
親元就農し6年目の多田さんは、今回初めての県知事賞受賞。多田さんは「日々頑張ってきたのでうれしい。これからも安全安心で良質なもの作りにこだわっていきたい。徐々に頭数を増やし規模拡大もできたら」と喜びを語った。
知事賞以外の受賞者は以下の通り。
▽優秀賞(南信州地域振興局長賞)=大沢正之(飯田市)▽優良賞(南信州農業振興協議会長賞)=木下伸一(喬木村)、串原肇(下條村)、石原正(阿智村)、久保田義文(飯田市)