JAあづみは10.11日の両日、安曇野市堀金のそ菜特産流通センターや総合事業基地などで春の恒例イベント「第42回さくら祭り」を開催した。2020年は新型コロナウイルスの影響で中止となったことから1年ぶりの開催。両日ともに天候に恵まれ、農業資材や農機具、生活用品、電化製品などを買い求める組合員や地域住民で賑わった。来場者の目安となる記念品引換数は元年度比93%の2893人、売上は2日間合計で6970万円だった。
会場入口では検温やアルコール消毒を実施、マスク着用を呼び掛けるなど新型コロナウイルス感染防止対策を講じた。
毎年大人気の「JA広島ゆたか産柑橘類の詰め放題」は密を避けるため、各回先着50名限定の袋詰販売(1袋=500円)に変更。両日とも10:30・14:30から販売整理券を配布したところ、1時間前から整理券を求めて並ぶ来場者や、配布30分前に定員に達する回もあり、用意した1,200キロは全て完売となった。
催し物広場では、JA営農指導員が夏野菜の栽培方法などを教える「楽しい家庭菜園教室」や、先着200名限定、会場内の3カ所を巡りスタンプを集めると無料で安曇野産きのこ・もやしと交換できるJAスタンプラリーなどを行った。
安曇野市穂高有明からの来場者は「昨年はコロナの影響で中止となり残念だったが、今年は開催すると聞いて、この日を待ちわびていた。JAならではの商品を買ったり楽しめた」と嬉しそうに話した。
さくら祭りは、本格的な農繁期を前に組合員や地域利用者へ感謝を込めて、農業資材や農業機械、農産物、などを格安で販売し、地域の営農と暮らしを支えている。