新たに3商品が仲間入り、「酪農家のおもてなし牛乳」認定証授与式

JA上伊那
認定を受けた事業者(前列中央2人)と上伊那酪農協議会の関係者
認定を受けた事業者(前列中央2人)と上伊那酪農協議会の関係者

JA上伊那酪農部会と伊那酪農業協同組合、南信酪農業協同組合でつくる上伊那地域酪農協議会は、地域の若手酪農家が企画、開発した「酪農家のおもてなし牛乳」を原料に使う商品に認定証を交付している。新たな販路拡大とブランド化、地域に根差した商品化を進め、上伊那を酪農地域としてさらに振興することが目的だ。
2019年2月、3商品に初めて認定証を交付。さらに2020年11月に1商品を認定し、今回新たに箕輪町の「みのわ加工株式会社」がつくる「テラスぷりん」と「テラスろうる」、駒ケ根市や伊那市で「kuus」を運営する駒ケ根市東町の株式会社アローブの「kuusおもてなしロールケーキ」の3商品を認定。これで認定商品は7商品となった。
4月19日には伊那市狐島のJA本所で認定証授与式を開催。式では同協議会の下村篤協議会長(JA上伊那営農経済担当常務理事)が「毎年新たな商品が誕生し、酪農家の力になれる。喜ばしい限り」とあいさつ。それぞれの代表者に認定証を手渡した。みのわ加工の米山豊取締役部長は「おもてなし牛乳の名前通り、おもてなしの場にこの商品を使ってもらえれば」と期待。アローブの小松直樹マネージャーは「おもてなし牛乳を使った商品で、私たちなりの形で地域活性化の一端を担えれば」と話した。
「テラスぷりん」「テラスろうる」は4月3日にオープンした農産物直売所「ファームテラスみのわ」の専売品。「テラスぷりん」にはおもてなし牛乳を100%使用し、なめらかな舌触りが特徴(税込360円)。「テラスろうる」は生地におもてなし牛乳をたっぷり使用。ミルク味とヨーグルト味の2種類を販売している(各税込1,000円)。「kuusおもてなしロールケーキ」も生地におもてなし牛乳を100%使用。生地に合うクリームの試作を重ね、子供から大人まで楽しめるケーキを開発する(5月中旬発売予定、価格未定)。
「酪農家のおもてなし牛乳」は2015年11月に誕生した商品で生産者自らがつくる安全安心な牧草やコーンで育った乳牛の生乳を100%使用している。

MENU