JAあづみあんしんの里南穂高は20日、安曇野市南穂高の同所で「10周年感謝の集い」を開いた。利用者やJA役職員ら約30人が参加し、県内外で活動するスマイリーフジによる「マジックショー」を楽しむとともに、赤飯まんじゅうを食べ開所10周年を祝った。
同所は1日定員15名の通所介護施設として平成23年4月に開所。「住み慣れた地域であんしんして暮らし続ける」をモットーに、これまで延べ5500名に利用されてきた。JAならではの畑やビニールハウスを完備し、キュウリやトマト、ニンジンなどの野菜を育てる。収穫した農作物は、調理場で利用者とともに調理し味わうなど、運動機能訓練の一環として大きな役割を持つ。新型コロナウイルスの影響で利用を断られた民間施設の利用者も精力的に受け入れている。
スマイリーフジによるマジックショーでは、生卵や風船を割らないよう針を刺したり、細かく破った新聞紙を元通りにするなど15種類のマジックを披露。成功するたび拍手が沸き起こり、利用者は楽しいひと時を過ごした。
丸山健一施設長は「節目の年を利用者さんと楽しく過ごせた。一日でも長く、元気に通っていただきたい」と話した。