JA信州諏訪花き専門委員会は3月25日、定期総会を富士見町のJA会館ふじみで開いた。委員と役職員ら約50人が出席し、全6議案が承認された。
新型コロナウイルス感染症の影響により、冠婚葬祭や各種行事の中止や延期などが相次ぎ、2020年度の花き生産は需要の減退による価格低迷が予想された。しかし、輸入物と全国的な作付け量が減少し、ホームユース需要が増加したことから、販売単価は前年を上回った。
牛山義登委員長は「コロナ禍で取引委員会や出荷反省会などが中止となったが、皆でアイデアを出し合い、全農らと協力して『信州諏訪の花』の宣伝機会を増やすことができた」と1年を振り返った。
2021年度は良品質な花き生産を安定的に行い、生産者の所得向上を図るため、補助事業や栽培講習会や現地指導会などを行う。またWEBを活用した商談会への参加や消費宣伝会の開催をし、より多くの人に「信州諏訪の花」を積極的にPRしていく。
委員長にトルコギキョウ部会の日達清彦さん(原村)、副委員長にスターチス部会の田中寿英さん(茅野市)、カーネーション部会の五味芳水さん(富士見町)が就任した。