JAあづみりんご部会小倉支部は18日、安曇野市三郷の小倉ふれあいセンターで令和2年度定期総会と令和2年度りんご生産販売実績検討会を開いた。
部会役員やJA役職員ら約40人が出席し、令和2年度事業報告や令和3年度事業計画など3つの議案を審議し、可決した。令和2年度りんご生産販売実績検討会では販売実績や令和3年度生産販売計画について確認した。
中村長男支部長は冒頭の挨拶で「昨年度は三郷の一部地域でひょう害があったものの生育や販売は好調だった。今年度も生産者の力を結集し、全国の消費者へ美味しいリンゴを届けたい」と力強く述べた。
同支部の令和2年度りんご販売実績は前年対比110%増の6億2,785万円。特に早生種「シナノリップ」は同比498%増、計画比約657万円増の832万円と大幅に増加。
春先の凍霜害の影響が少なく順調に生育し、改植や高密植栽培面積拡大などから想定を上回る出荷数量を確保。着色や食味が市場関係者から高く評価され販売増加に繋がったことを確認した。
降幡孝由常務理事は「かねてより推進してきた高密植栽培、新わい化栽培など出荷数量増加に繋がる取り組みが浸透してきた。農家手取りの確保とともに産地強化の柱にしていきたい」と意気込んだ。