管理棟改修 生産意欲増大につなげて

JAグリーン長野
安全祈願へ儀式を執り行う神農組合長
安全祈願へ儀式を執り行う神農組合長

JAグリーン長野と生産者代表らから成る篠ノ井西部青果物流通センター運営委員会は、同センター(長野市篠ノ井)の管理棟を新築した。施設の老朽化と直売所利用客のトイレが、長年仮設トイレであったことによるもの。管理棟の新築に併せて、トイレも併設し、生産者や直売所利用客にも使いやすい施設となった。
起工式および安全祈願祭を3月22日、センターで開催。新型コロナウイルス対策を講じながら、JA役職員、生産者代表、JA全農長野、施工業者ら25人が出席。篠ノ井の可毛羽神社の宮司による祝詞で、完成を祝い、今後の発展と農作業安全を祈願した。神農佳人組合長は、生産者の理解と協力に感謝を伝えるとともに「生産者や組合員の皆さんに安心して利用していただき、愛される施設をめざして一生懸命運営をしてまいりたい」とあいさつ。後藤貴史運営委員長は、「これを機に職員の士気も上がり、生産者の意欲も上がり、生産者も増え、この流通センターがますます盛り上がるように努力していきたい」と抱負を述べた。
生産者は「綺麗になってとても嬉しい。もっと生産量が増えるようにしていきたい」と話をしている。
篠ノ井西部青果物流通センターは、篠ノ井西部地区を拠点に、果実の選果・出荷を行っており、リンゴ・モモ・ネクタリン・プルーン等を取り扱っている。出荷者数は約466人で取扱金額は約3億2千万円。直売所も出荷に合わせて営業し、生産者と力を合わせて生産者手取りの向上と産地力の強化に努めている。

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