コロナに負けない花づくりをめざして

JAグリーン長野
挙手で議案を承認する花き部会員
挙手で議案を承認する花き部会員

JAグリーン長野花き部会は2021年度、「新型コロナに負けるな!出荷170本・販売高1億円以上」目標を打ち立てた。20年度は、令和元年台風19号災害の影響とみられる作柄不良と天候不順により出荷数量が前年を下回る品目もあり、また、春先の品目では一部新型コロナウイルスにより単価減も発生したなか、主力の「トルコギキョウ」などが安定的な取引により前年を上回る実績を残し、取扱量は142万本(計画88%)、販売金額は8,800万円(計画比88%)と健闘した。
20年度の振り返りと21年度計画の共有・決定をめざし3月19日、長野市篠ノ井のグリーンパレスで定期総会を開催。新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じ、生産者やJA役職員ら40人が出席し21年度事業計画などを盛り込んだ全4議案を審議し承認した。20年度は、高品質な花き栽培に向け、排水対策等に有効活用できる農業機械の導入・貸出や、新型コロナウイルス対策を講じながら講習会・ほ場巡回を継続し、品質の統一を図ったほか、生産者の計画的出荷や生産者間出荷リレーにより、新型コロナウイルスによる販売への影響を最小限にとどめた。21年度は、引き続きコロナウイルスによる販売への影響が懸念されるが、部会活動を通じた生産技術の向上と、JAの補助事業等を活用した花き品目の栽培拡大をはかり、販売金額1億円をめざす方針を確認した。渡邊修雄部会長は「コロナ禍のなか、生産者の努力が健闘につながった」と仲間を称え、一層の栽培意欲向上を呼び掛けた。安藤猛常務は、精力的な出荷とJA事業活動への協力に御礼を伝えるとともに、さらなる花き振興を要請した。
総会後には、Web会議システムを活用したリモート研修会を行い、東京都大田市場の担当から、花き消費にかかる今後の動向について説明を受けた。

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