JAあづみ高家支所は18日、1支所1協同活動の一環として、安曇野豊科の同支所構内で「高家ふれあいデー」を開催した。同JA管内で、今年度初めての一支所一協同活動。
昨年に引き続き、恒例の「きのこ汁のふるまい」やJA女性部高家支部による「茶の湯のふるまい」は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となったものの野ネズミ駆除剤や種もみ、種いもなどを買い求める組合員や地域住民などで賑わった。さらに、ぶなしめじやえのきたけが入った「きのこセット」を配布し、来場者は嬉しそうに受け取った。この催しは、組合員との信頼関係強化や日頃の事業利用に感謝を伝えるため毎年開き、本年で8年目の取り組みとなる。
また、会場内には無料で相談できる「農機具・育苗相談ブース」設けた。JA営農指導員や農薬メーカー担当者が相談に応じた。水稲栽培が本格化する前に生産者は「薬剤の効き目や散布のタイミング」、健康な苗づくりに重要な「浸種や催芽のポイント」などを質問。資料やデータを元に丁寧に説明し、生産者は納得の面持ちを見せた。
米づくり歴30年の来場者は「近年、高温で障害による品質低下を防ぎたいと思い播種や田植えの時期を質問した。JA営農指導員のアドバイスを参考品質の高い米を作りたい」と話した。
JA高家支所水谷英二支所長は「昨年に引き続き、コロナ禍での開催となったが、多くの来場者にお越しいただき嬉しい。来年も組合員との交流を大切に暮らしや生活の支援に繋がる企画を考えたい」と意気込んだ。