ブドウ栽培の担い手に/グリーンセミナー修了式

JAグリーン長野
農業農村支援センター職員が修了証を読み上げる
農業農村支援センター職員が修了証を読み上げる

JAグリーン長野と長野農業農村支援センターが開くブドウ講座「グリーンセミナー」が3月11日、最終回を迎えた。長野市篠ノ井のグリーンパレスで第8回目の講座と修了式を開催。全8回の講義のうち8割以上出席した受講生21人に修了証を授与。受講生はブドウ栽培技術・経営向上、延いては地域農業の活性化へ新たな一歩を踏み出した。
式ではJAの関野浩邦部長が激励のあいさつ。JAのブドウ栽培が10億円を突破したことなどを報告し、「JAとして多様な担い手の育成にさらに努めていく」として受講生の支援を約束。また、農業農村支援センター職員が「このセミナーを通じ、生産量の拡大や品質の向上を通じ、経営の中で収益向上につなげてほしい」と祈念した。
新型コロナウイルス感染予防として、修了証は受講生1名に代表して贈呈。代表者の男性は「妻に言われて消極的に参加したが、今、意欲を沸かせてシャインマスカットを定植し、喜んで農作業をしている。どこまで生産性を上げることができるか不確かだが、学んだことをしっかりとやっていきたい」と意気込んだ。
JAでは、2021年度もグリーンセミナーを農業農村支援センターと開講する予定。また、JA独自で主力品目に特化した果樹セミナーを4会場で計画し、果樹栽培の維持拡大へ、定年帰農者や新規就農者、女性など農業に意欲的な生産者の育成・支援につなげる考えだ。

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