JA上伊那や伊那市が運営する伊那市西箕輪のはびろ農業公園「みはらしファーム」で3月6日、7日の2日間「第19回チューリップ祭り」が開かれ、多くの来場者でにぎわった。
同祭りは伊那市内の農家でつくる「伊那農業青年研究会」が地域の活性化と自らの生産意欲向上を目的に開催している。チューリップは伊那市美篶の春日彰さんが生産したもの。つぼみの状態で販売するため、これからの開花と同時に春の訪れを楽しむことができる。色は赤色の「メリークリスマス」や白色の「ホワイトマーベル」、新しい品種で市場にあまり出回らない、赤にサーモン色のふちの「スラワ」など31種類、約2,600鉢(8球植え)が通常約1,700円のところ1,000円で販売された。
祭り初日となる6日は開場から多くの来場者が訪れ、色とりどりのチューリップから自分好みの色を買い求めた。
花の中でチューリップが1番好きという宮田村から来た夫婦は「球根から育てるのは難しいので、つぼみの状態で販売してくれるのはとても嬉しい。孫の家と自分の家に植えて開花を楽しみたい」と笑顔で話した。
祭りでは同ファーム内にある農産物直売所「とれたて市場」の店頭で羽広農産物直売所利用組合による地元野菜や西箕輪米加工グループの五平餅やいちご大福なども販売され会場は大きなにぎわいをみせた。