JAあづみは10.11日の両日、JA食農教育「あぐりスクールサポート事業」の一環として安曇野市穂高南小学校2年生の生活科授業「大きく育て わたしたちの大豆」の豆腐作り体験学習をサポートした。
JA女性部員5人が講師を務め、児童らは11月上旬、同校に隣接する約2アールの畑で収穫した大豆「ナカセンナリ」を使い、「ざる豆腐」を手作りした。
部員らは調理前に大豆を加工してできる食材や調味料について説明。児童らは熱心に耳を傾け、食卓に並ぶ料理に少なからず大豆が姿を変え関わっていることを学んだ。
2年生91人は、6月下旬の種まきから大豆栽培を体験。JA営農指導員らの指導を受けながら畑の管理を行った。11月上旬、児童らは額に汗を滲ませながら約50キロを手作業で収穫し、干して乾燥させた大豆をビニールシートで叩き選別した。
豆腐作りでは、児童が一晩水に浸しておいた大豆をミキサーにかけ、鍋で煮て、布で搾った。豆乳を味見した後、にがりを加えて固め、ざるに移し水気を切って仕上げた。
出来上がった豆腐を食べた児童は「普段食べている豆腐よりもおいしい」「味が全然違う」と味の違いに喜び「苦労して育ててよかった」と嬉しそうに話した。
春日敏江教諭は「栽培を通じて育てることの大変さや、普段何気なく口にしている食材の有難みを学んでくれたら嬉しい」と話した。