JA佐久浅間あさま果樹部会は3月10日、小諸市市の小山敏彦さんの桃園で摘蕾講習会を開き、部会員約30人が参加した。
県佐久農業農村支援センター技術経営普及課技術経営係の森幸穂主任を講師に、摘蕾作業のポイントを学習。森主任は「養分競争を防いで効率的な生育を促すほか、摘果の効率化や新梢の伸長を良好にする」と摘蕾のねらいを説明した。
JA営農技術員は、せん孔細菌病やカイガラムシ類などの病害虫防除、凍霜害対策、苗木の定植など、管理全般について説明した。果樹担当の小宮山貴久営農技術員は「摘蕾はその後の労力軽減だけでなく、樹勢の維持につながる。園地全体を見渡すイメージで適期に実践してほしい」と呼び掛けた。
同部会では、早生種の「日川白鳳」、中生種「あかつき」、晩生種「川中島白桃」など7月中旬から9月上旬にかけて出荷。今年度は約5万ケース(1ケース5キロ)の販売を計画している。