コロナ対策講じて地域づくり

JAながの
飯山市文化交流館で開いた学習会
飯山市文化交流館で開いた学習会

北信保健福祉事務所福祉課と長野県長寿社会開発センター北信支部、JAながの女性部みゆき地区は2月24日、飯山市文化交流館なちゅらで、新型コロナウイルス感染症対策と地域づくりに関する学習会を開き、地域住民ら約80人が参加した。「ビヨンド・コロナやさしくあたたかい支え合いの地域づくりのために」と題した講演やパネルディスカッションを行った。
諏訪中央病院の高木宏明副院長による講演では、コロナ禍での地域活動の進め方に悩む参加者に向けて、理解を示しアドバイスをした。日々の生活で感染リスクを回避するための注意点などを説明した。
学習会後半の事例紹介では、木島平村で住民の拠り所となっている「寄らし来らし夢ひろば」代表の眞篠淳子さんが、コロナ禍での活動紹介をした。「高齢者が集う夢ひろばの運営に頭を悩ませて休止したが、週に一度、夢ひろばで販売している生活必需品の宅配を始めた。顔を見て短い会話を交わし、健康を損なわないように散歩を勧めるなど声をかけてきた」と活動を振り返った。
また、栄村で活動を行うグループ「森ふれあい会」代表の桒原千惠さんは、マスクを作って必要としている人たちへ寄付した活動を紹介。「無理せず自分たちのできることを続けていければ幸せ。少しでも社会の役に立っているなら嬉しい」と話した。
ディスカッションでは、コロナ禍において重要なことや行動について学びを深めた。参加者は「地域活動などにおいて、きちんとやるべき対策をしてリスクを減らし、みんなで考えて工夫しながら活動していきたい」と感想を話した。

MENU