ちくまあんず部会、凍霜害対策万全に

JAながの
更級地区で開いた講習会に参加した部会員ら
更級地区で開いた講習会に参加した部会員ら

JAながのちくまあんず部会と長野農業農村支援センター、千曲市は2月26日、同市森地区と更級地区の2会場で「あんず凍霜害対策講習会」を開き、部会員50人が参加した。
昨年は暖冬の影響であんずの生育が極めて早く進み、春先の霜や降雪により大幅に収穫量が減少したため、各生産者がより注意深く凍霜害対策ができるよう講習を行った。同センターの技師が果樹凍霜害対策についてまとめた資料を配布して説明したほか、対策のひとつとして燃焼資材活用により凍霜害を回避する「燃焼法」を実演した。また、防霜資材メーカーの担当者による商品説明や、千曲市から燃焼資材と防霜資材の購入助成について説明があった。
JAの営農技術員は「今後の天候次第で生育が前進し遅霜に遭遇することも予想されるため万全の準備を行い、今後はテレビやラジオ、インターネット情報による霜予報を随時確認するように」と呼び掛けた。
現在の生育状況は、少しずつ花芽も膨らんできており、開花は3月24日頃を見込んでいる。次回は、4月下旬に摘果講習会を開催する予定。

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