春作業前に機械整備を

JAグリーン長野
農業機械センター職員2人が点検・修理作業を進める
農業機械センター職員2人が点検・修理作業を進める

JAグリーン長野篠ノ井農業機械センターで3月2日、春の農業機械整備会が始まった。長野市篠ノ井地区内に18会場を設け、春の農作業本格化を前に点検・整備・修理を行うもの。組合員から管理機や草刈機が持ち込まれる。
このうち塩崎地区会場は3日、JA共選施設跡で2人のセンター職員が対応。受付開始9時前から次々と機械が持ち込まれ、機器の不具合や要望を聞き取り、オイル交換や修理に移った。同地区は、令和元年台風19号被害で多くの農機が浸水被害を受けたため、昨年度4月の修理対応は少なかったものの、今回は30台を超える機械が集まり、職員は「復旧復興に向かっている」と安堵しつつ、整備作業に追われた。
整備会に合わせ、機械を持ち込んだ生産者に対し、農業機械の安全使用や事前点検の必要性などを職員が啓蒙。2020年度はJA管内で農作業事故が多発している状況から、改めて適正使用や適度な休息をとったうえでの作業による事故防止を訴えた。
JA各農業機械センターでは、センターごと日程を組み、地区・機械種単位で整備会を開催し、組合員が機器を比較的容易に持ち込みやすい環境づくり・対応に努めている。生産購買部農業機械課玉井克彦課長は「使用前に必ず機械が動くがどうか点検し、不備があれば相談・修理依頼をいただき、心に余裕を持って農作業を安全に進めてもらいたい」と話している。

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