JAながの須高りんご部会は2月19日、須坂市内のリンゴ園地二カ所で「高密植わい化栽培・シナノリップ幼木剪定講習会」を開いた。部会員が参加し、JAとJA全農長野の職員から品種「シナノリップ」の樹体特性や整枝剪定方法を中心に、管理方法などを学んだ。
2018年にデビューした県オリジナルの早生品種「シナノリップ」は、JAが生産拡大を図っている品種のひとつで導入が進んでいる。早期産地化に向けて苗木の導入や栽培指導に積極的に取り組んでいる。
会場のひとつ、日野地区にある野崎龍一さんの園地では、高密植わい化栽培で栽培されているシナノリップの仕立て方や理想的な樹形などが示された。また、JAの職員や野崎さんが、高密植わい化栽培を検討している生産者からの質問を受けて説明した。
野崎さんは「高密植わい化栽培の導入は手間やコストが掛かるが、管理作業の効率化、省力化につながっている」と話した。