地域と協力し新たなサービス始める JA大北組合員応援事業スタート

JA大北
今回発行した「JA大北組合員カード」と事業発展に期待を込める武井組合長
今回発行した「JA大北組合員カード」と事業発展に期待を込める武井組合長

JA大北は3月1日より、新たなJAの組合員特典として「JA大北組合員応援事業」のサービスを開始している。同事業では組合員に対し、組合員カードを発行し、同カードをJA店舗や地域の協賛店などにて提示することで、特別な割引・サービスを受けることができ、通常よりお得にお店を利用可能となる。合わせて、地域店舗の地元住民の利用拡大にも期待する。
同JAでは組合員数の減少が大きな課題となっている。正組合員、准組合員を合わせた組合員数を、10年前と比較しても約500人減少。また、ここ数年でも毎年の減少に歯止めがかからない状況となっている。2019年度からの3カ年計画の中でも『組合員加入促進のための魅力ある組合員メリットの創造』と掲げ、検討を重ねるなかで、組合員加入特典充実化の一環として職員から、組合員カードを用いた、地域店舗と連携した新サービスの提供という提案もあり、本格的にサービス開始に向けて取り組み始めた。
そして、事業に協力いただける地域店舗を募るため、JA管内5市町村内で営業している店舗や会社に向けて、協賛店加盟の声掛けを開始。各市町村に位置するJA支所の支所長を中心としたJA職員による声掛けの結果、JA関係の店舗を除き、約50を超える店舗が集まった。
サービスを開始した3月1日現在、同JA管内全90の店舗にて組合員カードが利用できる。同JAの武井宏文組合長は「本事業を通して、JAだけではなく、地域も一緒に盛り上げ、地域とともに発展していければと思う。新たな取り組みとして、これから多くの人に利用していただきたい」と今後への期待を話している。
同事業は同JAの組合員で一定の要件を満たせば利用することできる。また、地域協賛店の加盟店募集も継続して行っており、事業に関する最新の情報は同JAのホームページにて確認することができる。

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