JA佐久浅間は2月22日、佐久市の本所で令和2年度中核人材育成研修会修了レポート報告会を開いた。
レポートテーマは「マーケティング的発想を活用し、自部門の課題解決に向けた提案」とし、受講した8人の職員が発表。最優秀賞は、生産者手取りの向上から共撰所販売高の増額について提案した、あさま西部営農センター三岡事務所の小宮山貴久調査役が選ばれた。
同JAは、職員の能力向上・開発を図り、必要とされるJA職員の育成を目的に、中核人材育成研修会を毎年開いている。今期は昨年9月に開講し、JA長野中央会から講師を招き、今年2月まで全6回の日程で経営戦略やマーケティングなどを学んだ。
報告会には常勤役員や室、部長ら22人が出席。発表はプレゼンテーション形式で、テーマの魅力度、実現可能性、表現力の項目で審査した。また、同JAと樫山工業が共同運営する「道の駅ヘルシーテラス佐久南」を題材にしたグループ発表を行い、研修の成果を確認した。
浅沼博組合長は「挑戦なくして前進はない。今回の研修で得た知識をJA事業に反映し、さらなる前進を期待したい」と受講した職員を激励した。
最優秀賞を受賞した小宮山調査役は「他部署の職員と意見を交わせる貴重な場だった。広い視野で物事を捉えることを意識し、今後の業務に活かしていきたい」と意気込みを語った。