セルリー定植本格化/5月の初出荷めざす

JA信州諏訪
セルリーを定植する藤森さん。ハウス内に緑が広がった
セルリーを定植する藤森さん。ハウス内に緑が広がった

JA信州諏訪管内の茅野市で3月4日から、加温ハウス栽培作型のセルリーの定植作業が始まった。生産者は定植適期に育った苗を1株1株ていねいにハウス内に植え付けている。
同市のセルリー生産者藤森康弘さん(47)家族は7日、約2,500本の苗をハウス2棟(6アール)に定植した。苗は、1月上旬にJAから1箱で約1200本育つ育苗箱の状態で引き取った後、数回の植え替えを行い、茎の長さが25cmほどになるまで育てたもの。藤森さんらはポットから1株ずつ取り、穴あきマルチを敷いた畝に手際よく植えていった。
今後は、ハウス内の温度、潅水の管理を行い、初出荷は5月中旬になる見込み。藤森さんは「例年と同じ時期に定植を始めることができた。コロナの影響は心配されるが、安全安心で高品質なセルリーを今年も育てたい」と話している。
同JA管内の八ヶ岳西麓地域では、セルリー栽培が盛ん。夏秋期の出荷量は日本一を誇る。令和2年度は約68万7,000ケース(1ケース10キロ換算)が出荷された。

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