JA佐久浅間女性会の旧さく支会が地域ボランティア活動の一環で40年にわたり取り組んできた、高齢者対象の配食サービス「まごころ弁当」が評価され、3月9日、佐久市から市長表彰を受けた。
配食サービスは1980年の旧佐久市農協時代、当時の組合長が「長年農協のために頑張っていただいたお年寄りに食事を届けられないか」との提案をきっかけに、農協婦人部が料理講習会を兼ねて弁当を作って届けたのが始まり。
市内に住む75歳以上の一人暮らしの高齢者を対象に、市が社会福祉協議会に委託し、JA女性会が調理を担当。女性会公認グループ「結いの会」が、地元産の旬の農産物を取り入れた高齢者が食べやすい献立を考案していた。配食サービスは2019年に終えたものの、40年にわたる活動が評価され、受賞となった。
市内で開かれた表彰式ではJA女性会を含む21の個人と団体が市長表彰、感謝状を受賞。女性会代表で出席した小林典子副会長は「お弁当作りを通じ、地域の高齢者の生活を支えるお手伝いができたことを幸せに思う」と喜びを語った。