JA上伊那管内でアルストロメリアの花切り作業が順調に行われている。アルストロメリアは上伊那が生産量日本一を誇る花。約50人が赤やピンク、黄色など色鮮やかな100品種ほどを栽培している。
アルストロメリアは南米原産で寒さに強く暑さに弱い特徴がある。管内の山に囲まれた地形で夏は比較的涼しいことや、晴天率が高く、日照時間が多いことなどが栽培に適しており、色づきのいい花が1年を通して出荷されている。特にこれからは出荷本数が増え、3月中旬から4月中旬に出荷最盛期を迎える。
ベルーガなど6品種をハウス3棟で栽培する駒ヶ根市赤穂の倉田良作さんは2月18日、花切り作業を行った。現在、1週間で約10,000本を出荷している。ピーク前は1週間で約6,500本。最大ピーク時には約13,000本まで増える予定。
倉田さんは「この時期のアルストロメリアは花持ちが良く、長く楽しめる。買ってくれた人の癒しになれば」と話した。
同JAでは年間で1,300万本、10億円の出荷を目標にしている。