明日の農業を担う農業者集う、塩尻市内若手農業者研修会開催

JA洗馬
自分でできる機械整備を説明する担当者
自分でできる機械整備を説明する担当者

塩尻市役所農政課が窓口となる「塩尻市の明日の農業を担う若手農業者」の皆様が、2月18日木曜日、JA洗馬にて研修会を開催した。寒が戻ったこの日、寒さにも負けず洗馬地区内及び塩尻市内から30代、40代を中心とした若手農業者16名が参加し、「知っておきたいあの知識。この技術」と題し研修を行った。
まず一行は、JAの機械化センターで経費削減のために自分でできる機械点検を学び、併せてプロに任せるべき機械整備を確認した。また子会社のドリームファーム洗馬の育苗ハウスでは実際の育苗管理を視察した。
その後本所の会議室で座学を行い、金融部共済課によるバーチャルグラスと自分のスマートフォンを使用した農作業事故疑似体験を行ったほか、農業経営者には非常に大切な万一の場合に備えた各種保障の話しも行われた。
また営農指導課では、育苗管理の重要となるポイントや果樹栽培における剪定技術の確認など、若手農業者の皆様にもわかりやすい内容で説明を行った。
本会は、今のところ正式な設立までには至ってはいないが、現在会長を務める大塚直剛さんは、「様々な技術や知識をしっかり吸収して、ゆくゆくはこの若い農業者のみんなで地元塩尻市に恩返しが出来れば」と語っていた。
研修会閉会後、JAの総合窓口となった地域振興課長の塩原貴光さんは、「市内の農業者が自己研鑽のために、わざわざお越しいただいたことが何より嬉しかった。JA洗馬のみならずJAグループとして、このような意識の高い若手農業者の存在を大切にし、核となる人材へと育てていくことが使命と感じる。洗馬の管内管外を問わず、農業者という存在が困ったことや疑問に思ったことに直面した場合は、気軽に相談いただけるJAを作ることができれば、一層強固な信頼関係が構築できるのでは」と参加した皆様への感謝を述べた。

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