復旧リンゴ園地で栽培管理講習

JAながの
長野市赤沼のリンゴ園地で剪定方法を学ぶ生産者
長野市赤沼のリンゴ園地で剪定方法を学ぶ生産者

長野市長沼地区の果樹生産者でつくる長沼果樹振興会は2月3日、令和元年10月の台風19号災害で、畑の浸水や泥の堆積などの被害を受けた同地区赤沼と津野のリンゴ園地で、リンゴ剪定講習会を開いた。県長野農業農村支援センターの技師とJAの営農技術員が講師を務め、生産者35人が参加した。
被災したリンゴ園地では昨年、おおむね例年通りの収穫量を確保したが、生産者から被災後に泥が堆積し除去が行われた畑の肥料管理について質問があった。県による土壌肥料成分の追跡調査データをもとに説明を受け、管理対応の情報を共有した。
また、整枝剪定の指導をした高橋敦営農技術員は「剪定は樹体ごとの枝の伸び方を踏まえて行う。ふじは果台枝(かだいし)を意識した成枝(なりえだ)の構成が品質向上につながる」と説明し、実際に剪定作業を実演した。

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