自分自身と向き合い時間を/写経体験会

JA長野八ヶ岳
集中して書き写す参加者
集中して書き写す参加者

JA長野八ヶ岳と長野エーコープサプライが共同運営するJA虹のホールあおぞらは、2月8日に組合員や地域の利用者を対象とした参加型・体験型のイベントを開き「写経体験会」を行った。JA管内から11人が参加し、講師には佐久市岩村田にある真言宗智山派成田山圓満寺の小林佑介副住職を招いた。昨年の1月にも開いたイベントで、参加者から大変好評だったこともあり2年連続での開催となった。
始める前に小林副住職から古来より写経が行われるようになった経緯や手軽にできる作法などのポイントを丁寧に教わり、参加者は約1時間で写経を書き写した。用紙の最後に一人ひとりの願いを書く「願意」の部分があり、家族の健康や開運などを祈願して小林副住職がお経を唱えた。
写経は仏様の説かれた教えであるお経の文字を一字一字、心を込めて書き写すことで、日常を離れて自分を見つめ直すことができ、文字を一心に写していくことで仏様の世界が心の中に広がり清らかな気持ちになるといわれている。
小林副住職は「新型コロナなどそれぞれ大変な状況の中で、写経を体験することにより自分自身と向き合う時間や心の変化などをより一層大切にしてほしい」と参加者に向けて話した。

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