夏秋イチゴのおいしさを凝縮したセミドライフルーツに、「やわらか仕上げいちご」新発売

JA上伊那
果肉感も味わえる「やわらか仕上げいちご」
果肉感も味わえる「やわらか仕上げいちご」

JA上伊那は1月26日、上伊那産夏秋イチゴを原料にしたセミドライフルーツ「やわらか仕上げいちご」を新発売した。管内で栽培される夏秋イチゴの新たな販路として注目される。
これまで上伊那産の夏秋イチゴはケーキなどの材料として主に大手洋菓子店に出荷されていた。しかし、まとまった出荷量がないと受け入れが難しい現状があり、新たな販売方法を模索する中、近年人気が高まるセミドライフルーツに着目した。
原料に使うイチゴは「すずあかね」という品種。夏イチゴの代表品種で5月中旬から11月末にかけて収穫される。収穫後のイチゴは、ヘタを取った状態で冷凍保存しておき阿智村の南信州菓子工房でセミドライ加工。冷凍しておくことでイチゴを無駄なく使うことができる。保存料、着色料、香料不使用の安全安心な商品だが独自の技術で水分活性値を一定に保つことで、賞味期限を180日まで伸ばすことが可能となった。
商品の企画開発を担当した同JA営農経済部の柴田浩司さんは「セミドライ加工によりイチゴの甘みと酸味が凝縮され、果肉感も味わえる商品に仕上がった。ぜひ多くの方に味わってほしい」と呼びかけた。
「やわらか仕上げいちご」は、1袋(30g)380円(税込)。同JA農産物直売所や管内のA・コープ店、ファミリーマートJA店で販売中。(一社)長野県観光機構が運営する銀座NAGANO(東京都)での販売も計画している。

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