小布施町や須高猟友会、JAながのなどで組織する「小布施町農作物有害鳥獣駆除推進協議会」は、有害鳥獣駆除事業への活用を目的にドローン(無人航空機)を導入し、1月31日、町内でドローン操作講習会を開いた。
同協議会が長野県地域発元気づくり支援金を活用し、ドローンを1台導入した。講習会には、協議会員の須高猟友会小布施支部と雁田有害鳥獣類防止対策組合の13人が参加。ドローン飛行を実演し、操作方法などを確認した。
ドローンには、温度を感知するサーマルカメラが搭載されていて、鳥獣の体温により居場所を把握できる。また、付属のスピーカーから大きな音を発することで、追い払い効果が期待される。航空法などの関係法令により飛行可能区域が限定されている。2月から試験的に飛行させ、農繁期を迎える春から本格的に活用していく予定。
町産業振興課の担当職員は「有害鳥獣から農作物を守り、農家が安心して生産できるよう取り組んでいきたい」と話した。