長野市の清泉女学院短期大学1年生44人が選択するマーケティングの授業で、学生が地元産きのこの消費拡大に向けた販売戦略やレシピの考案、PR用チラシの作成などに取り組んでいる。また、JAながのとJA全農長野が協力し、学生が料理に使うきのこを提供したほか、講義の中で地域のきのこ産業の歴史や流通などを伝えた。
昨年12月、同学で学生が考案したきのこ料理の試食会を行った。長野市内のイタリアンレストラン「ピッツェリア ワンチエケール」の木村恵太シェフが学生のレシピをもとに、えのきたけ、ぶなしめじ、なめこを使ったきのこ料理12品を調理。学生の代表者8人が試食し、9品のレシピを選んだ。最終的に4品に絞るため、今年1月14日、同レストランで最終選考の試食会を開いた。素材の味や食感を生かした料理が並び、JAながのとJA全農長野、同学の職員が試食した。「ぶなしめじのクッキー」「なめこと長芋のネバネバPIZZA」「ぶなしめじのバスク風チーズケーキ」「えのきと生ハムたっぷりのカルボナーラ」を選んだ。
4品のレシピは2月1日からJAながのホームページで公開している。本格的なプロの味が家庭でも味わえる。今後は、レシピカードを作成して配布する計画をしている。