小麦の栽培から調理までを食育活動に JAみなみ信州女性部「Spica(スピカ)」

JAみなみ信州
小麦の麦踏みを行う児童
小麦の麦踏みを行う児童

JAみなみ信州女性部喬木支部のフレッシュミズグループ「Spica(スピカ)」は12日、喬木村の喬木第一小学校5年生を対象に、小麦の麦踏み体験を行った。同校近くの8アールの畑で、5年生47人が参加し、30分ほど作業を行った。
同グループは、昨年同校近くの遊休農地を借りられたことから、同校に相談。発足当時からやりたかった「栽培から調理まで一貫した小学生への食育授業」を今年度から始めた。
11月に児童と種蒔きした小麦の種はこの時期には3cmほど芽を出していた。この日参加した児童は「強く踏み込んで」と同グループメンバーに指導を受けながら一列に伸びた小麦の芽を横歩きし踏む作業を行った。作業を終えた児童は「寒かったけどみんなとできて楽しかった」「沢山収穫できると嬉しい」と話した。
同グループメンバ―の高橋聡子さんは「収穫までの過程を児童の皆さんに体験してもらい、小麦を通して農業の大切さや食の尊さを感じてもらいたい」と強調した。
5年2組の曽根原亮教諭は「授業で小麦の国内自給が少ないことを学んだばかり。実際に栽培体験できることはありがたい経験です」と感謝した。
今後は、春先の草取り6月に収穫を予定し、ピザづくりなど調理自習を計画する。

MENU