駒ヶ根ファームス内JA店舗24年の営業に幕、大感謝セール開催

JA上伊那
顔なじみの職員と閉店のなごりを惜しむ来店客
顔なじみの職員と閉店のなごりを惜しむ来店客

駒ヶ根市赤穂の駒ヶ根ファームス内でJA上伊那が管理運営する店舗が2月14日、24年の営業を終了した。
この店舗は、同JAが駒ヶ根市の指定管理者として1996年4月から管理運営。農産物・農畜産加工品や地酒、地元の名産品などを販売してきた。駒ヶ根高原の中心部、中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイ行きバス乗り場に隣接しており、地元住民だけでなく多くの観光客が訪れていた。
2月8日からこれまでの利用に感謝し大感謝セールを開催。営業最終日の14日は店内一部の商品を除いて50%引きで販売した。10時の開店と同時に多くの来店客でにぎわった。
営業終了を知った市内住民は「近くなのでよく買い物に来たり、子どもたちが帰省した時には土産品を購入したり重宝していた。営業終了は残念」と話した。顔なじみの職員と名残惜しそうに話をする常連客の姿も見られた。
半沢研二店長は「長年多くの方に来店していただき感謝している。今後は新たな管理者が入りJAは直接関わりがなくなってしまうが、多くの方に駒ヶ根高原に来て良い思い出を作ってもらいたい」と話した。
駒ヶ根ファームスは、新型コロナウイルス感染症対策で店舗拡張を進めており、改修工事を経て4月以降のリニューアルオープンを目指す。工事期間中も農産物直売所や南信州ビール味わい工房、すずらんハウスなど併設施設は営業を続ける。

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