JA佐久浅間の加工品で地域の特産ブランド「望月高原ヨーグルト」を製造する、しらかばアイスヨーグルト工場が「佐久市農商工連携地産地消推進の店」に認定された。同JAでは「道の駅ヘルシーテラス佐久南」に次ぎ2店目で、販売力の強化を図り、地産地消の取り組みに弾みをつける考えだ。
「佐久市農商工連携地産地消推進の店」は、同市で生産される農林水産物や加工品を積極的に販売・活用し、市民に安全安心な市内産農産物の良さをPRする店舗を認定するもので、認定プレートと推進のぼり旗が贈られる。
認定を受けた同工場は、2019年6月に完成。同市望月地域で生産した生乳のみを使い、合成保存料や着色料などは一切使わないこだわりの製法で作られる。生乳100%の濃厚で風味豊かな味が好評で、20年以上にわたり地域で販売され、贈答品の定番商品として知られている。
主力商品の「のむヨーグルト」(1本150ミリリットル)は年間約40万本を製造。工場に併設する販売所のほか、JA直営直売所やオンラインショップ、地域のスーパーなどで販売するほか、同市のふるさと納税の返礼品としても人気が高い。
2月16日に同市役所で行われた交付式では、佐久市の柳田清二市長から浅沼博組合長に認定証と木製のプレートが手渡された。柳田市長は「地産地消の模範的な店舗として地域農業への貢献に期待している」と述べた。浅沼組合長は「認定を機に、商品のブランド化を進めて販路拡大に取り組みたい」と話している。