地域農業の維持拡大に期待 JAが親元就農者を応援

JA洗馬
北沢代表理事組合長から目録を受け取る酒井さん(中央)と塩原さん(左)
北沢代表理事組合長から目録を受け取る酒井さん(中央)と塩原さん(左)

JA洗馬は2月16日、本所にて就農支援準備金の贈呈式を行った。この取り組みはJA洗馬の生産振興ビジョン実践方針に基づいた数ある支援事業の中の一つであり、後継者育成と地元洗馬の農産物生産維持拡大を目的とした親元就農者を対象としている。今年は一定条件を満たした塩原美花さんと酒井健汰さんの2名から申請があった。
贈呈式にて代表で支援への感謝の意を述べた塩原さんは福島県出身。関東地方で20年以上働き、一番上のお子さんの高校入学を機に、夫の地元である塩尻市洗馬に移住し、就農した。義母や地域の先輩方に教えてもらいながら農作業に励み、シャインマスカットのほかに新しい作物栽培にも挑戦中。「1年を通して切れ目なく出荷できるようにしたい」と目標を語った。酒井さんは専門学校を卒業後に就農。幼い頃から、レタスを中心とした葉洋菜を出荷する実家で種まき、定植、ハウスの管理などを手伝ってきた。「出荷が盛んな時期は忙しく大変だが、たくさん販売できる農家になれるよう頑張りたい。」と意気込みを語った。2人は昨春に就農し、もうすぐ1年を迎える。
目録を手渡した北沢泉代表理事組合長は「先輩農家の皆様が次世代のためにと用意した貴重なお金。それを励みに,それぞれの農業に挑戦してください。JA洗馬も引き続き応援します。」と激励を送った。

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