JA佐久浅間は1月29日、佐久市のJA本所で相続・遺言セミナーを開いた。組合員や地域住民など22人が参加。相続の基礎知識や遺言など、円滑・円満に大切な資産を次世代に承継するための相続対策を学んだ。JAでは、組合員や利用者に相続や贈与に関する正しい知識を身に付けて不安を解消し、トラブルのない相続をかなえようと開催している。
セミナーでは、JA長野県信連FP一級技能士の宮川ルリ子さんが「円滑な相続の実現のために 遺言を活用した相続」と題し講演。相続税や改正相続法などの基本的なポイント、トラブルの実例、遺言の概要について説明し、参加者全員にJAバンクのエンディングノート「いまから帳」を配布した。
宮川さんは「遺言は、円滑な財産の承継に有効な手段となる。自身の意思能力がしっかりしているうちに書くことが大切」とアドバイスした。
事務局のJA金融部金融企画課の原田勝裕課長は「組合員や地域住民の高齢化に伴い、相続への関心が高まっている。今後も相談会などを開き、利用者の不安を解消できるように取り組みたい」と話している。