「農業名人」に2人を認定、上伊那ファーマーズの集い

JA上伊那
名人認定を受けた唐澤さん(奥)と征矢さん(手前)
名人認定を受けた唐澤さん(奥)と征矢さん(手前)

上伊那農業委員会協議会は2月18日、宮田村民会館で第18回『明日(あした)に翔(はばた)け!上伊那ファーマーズの集い』を開いた。上伊那の農業関係者180人が参加。上伊那地域の農業をけん引してきた農業者の栄誉を称えるとともに、多様な農業振興施策などへの理解を深めることを目的に開催している。毎年、農業について腕自慢の人や後世に残したい技術の伝達者を『農業名人』として認定しており、今年は2人を認定した。
果樹栽培の最前線に立ち、リンゴの新品種導入や、新技術にも積極的に取り組む唐澤美喜男さん(箕輪町)を『果樹栽培名人』に認定。南箕輪村におけるブルーベリーの第一人者として、40年の経験から独自の技術確立や栽培技術の伝承を担う征矢博さん(南箕輪村)を『ブルーベリー名人』に認定した。
他にも農業環境の改善などで優れた功績のあった5人と1団体に農業功績者表彰を、農業委員会活動の功績者1人に感謝状を贈った。また、飯山市の金崎隆さんが『金崎さんちのお米』でブランドを確立した経緯や、独自の販売戦略の概況などを講演。他にも宮田村産業振興推進室の平澤義章係長が『宮田村農業の課題と解決に向けて』の事例発表し、参加者は農業に対する知識と理解を深めた。
受賞者は次の通り(敬称略)。
▽農業功績者表彰=有賀正喜(伊那市)堺澤豊(駒ヶ根市)上島純正(辰野町)柴一吉(箕輪町)宮澤健一(飯島町)加工研究グループ『食ごころ』(宮田村)
▽農業功績者感謝状=堺澤豊(駒ヶ根市)

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