JAあづみは15日、安曇野市堀金の烏川育苗センターで、サニーレタスなどの葉菜類の播種作業を行った。育苗の共同化と高品質な苗の生産・供給を請け負うことで、生産者の労力や生産コスト削減に繋げること事が目的。播種作業は12月下旬から1月下旬までの間、3回に分けて行う。
今年度は管内の生産者23人から、玉レタス5600本、サニーレタス3万6800本、グリーンリーフ2800本の合計4万5200本の注文を受けている。
この日は、営農指導員7人が育苗土を引き詰めた箱に米粒ほどの小さな種を手作業で慎重にまいた。約2万3600本分の種をまいた後、上から土をかぶせ、温床線を敷いたトンネル内で発芽するまで18度に保つ。発芽後は、ビニールハウスの暖房機を使って温度管理しながら約1ヵ月育苗する。本葉が1.5枚から2枚程度まで成長した苗を生産者に配布していく。苗は生産者が鉢上げして管理し、2月下旬から圃場に定植する。
堀金地域営農センターの手塚富康営農指導員は「温度管理や水管理を徹底し、本数を確保できる苗に育て、生産者に配布したい」と意気込んだ。
今後、3月中旬にジュース用トマトを、3月下旬にアスパラガスの播種、育苗を行う予定だ。