農業に関する税務申告について学ぶ

JAグリーン長野
JAの支援を約束する関野部長
JAの支援を約束する関野部長

JAグリーン長野は、長野市篠ノ井のグリーンパレスで1月12日、「グリーン農業講座」及び「閉講式」を開いた。新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じ、受講生10人が出席。JA顧問税理士を講師に農業に関する税務申告について学ぶとともに、閉講式を通じ、1年間の講義を振り返った。
講義では、講師の説明のもとで、青色申告の利点やポイントを確認。講師は、「申告上、9割の注意点が販売金額の記載。青か白かをはっきりさせ、家庭消費(自家消費)分の計上などにも注意して、基本に沿った申告をしてほしい」と前置きし、経費の計上のポイントなどを一時間ほどかけて説明。受講生から費用の科目・分類などについて質問を受け、受講生は熱心にメモを取っていた。
閉校式では全10回の内容を振り返り、今後の農業技術・知識の習得に向けて、営農技術員への相談など、JAの利用を推進。ステップアップをめざし、「生産部会への加入」や「品目別セミナー」の受講を薦めた。関野浩邦営農部長は、「JAでは農業の多様な担い手の育成を掲げて、セミナーなどを開いて支援しているので、ぜひ活用していただきたい」と挨拶し、支援を約束した。
「グリーン農業講座」は、JA管内に住む農業に興味を持つ人や定年帰農者、新規就農者などを対象にして1年を通じて農業の基礎講座を開講。33人が受講した。新型コロナウイルスにより、例年より講義数を2回減らしながらも感染拡大防止対策をとりながら継続してきた。次年度も、情勢に応じつつ、農業の担い手確保に向けて開講を予定するほか、果樹・花き・野菜に特化した講座も計画し、農業初心者の農業経営の早期安定化、JA事業利用の促進につなげたい考えだ。

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