組合員・生産者の期待に応え初売り開催

JAグリーン長野
「福」求めて福箱を選ぶ来店客(1月1日、長野市篠ノ井)
「福」求めて福箱を選ぶ来店客(1月1日、長野市篠ノ井)

JAグリーン長野管内A・コープファーマーズ南長野店(長野市篠ノ井)は1月1日、2021年の初売りを行った。JAまごころ商品券が当たる「福箱」190個や、鮮魚や肉、A・コープ直売会生産者が出荷した農産物などを取り揃え、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じながら来店客を迎えた。開店時は例年に比べてやや少なめの列で、静かなスタートを切ったが、来店客は密を避けつつ、福箱を選んだり、各売り場で必要や食材を買い求めていた。
店舗では、直売会員生産者が朝7時から農産物を搬入をスタート。葉物野菜やトマト、リンゴなどを出荷し、それぞれに2021年の仕事初めを迎えていた。施設栽培のトマトを出荷に来た北澤篤史さんは、「直売所への出荷は良かったが、市場価格が反映されるところや委託販売するところは、売上や取引量にコロナの影響や天候不順もあって厳しい年だった」と振り返り、「今年もコロナの影響や天候不順もあると思うので、トマトを中心にしながら、ほかの栽培品目を入れるなど栽培計画を立て、より良く、家族を養っていける農業へ頑張っていきたい」と抱負を話し、品台に農産物を並べていた。
開店前には、JA神農佳人組合長が朝礼に出席し挨拶。「昨年は大変厳しい環境のなか、組合員・利用者のみなさんが外に出ると言えばA・コープしか無いというほどに支えて頂いた」と感謝を述べ、「困難もあると思うが、健康に留意し、店舗のみなさんにとってより良い年であるように願いたい」と激励した。
JAでは2021年も、A・コープ直売コーナーを重要な販路として、直売会の運営などを通じて生産者を支え、出荷量・売上拡大つなげていきたい考えだ。

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