生徒同士の絆強める「絵手紙リレー」

JA信州諏訪
メッセージを添えた絵手紙を眺める来店客
メッセージを添えた絵手紙を眺める来店客

JA信州諏訪は12月4~29日まで組合員向けセミナー「絵手紙教室」で学ぶ生徒の作品をJA茅野南部支所で展示を行った。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため活動を自粛していた生徒たちが、逢えない今だからこそ順番に送る「絵手紙リレー」を行い、生徒同士の絆を強めた。
講師の矢島玲子さんが月2回、茅野市内のJA施設で絵手紙教室を開催し、7~8月の一時は教室を再開したものの新型コロナウイルスの影響で9月より休止。「絵手紙を描く手を止めないでほしい。少しでも何かの形でつながっていたい」との思いから絵手紙リレーを始めた。約1か月半をかけて11人の生徒が絵手紙でバトンをつないだ。
生徒たちは、はがきサイズの紙に家庭菜園で採れた野菜や花を色彩で描き、近況報告や励ましの言葉を添えた。それぞれの思いを込めて描く直筆の絵手紙は温かみに満ちているのが魅力だ。
矢島さんは「直接会えなくても、つながりを感じることができた。たくさんの方に見ていただいてとても嬉しい」と笑顔を見せた。
来店客の奥村健次さん(67)は「心温まる絵手紙で、とても優しい気持ちになりました」と話した。

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