今年も消費者に喜ばれる果物栽培を 令和3年度果樹選定講習会開催

JA洗馬
担当者の熱心な説明に耳を傾ける生産者
担当者の熱心な説明に耳を傾ける生産者

JA洗馬では、1月21日令和3年度果樹剪定講習会を開催した。この日の参加者は約30名。新型コロナウイルス感染症予防対策を図りながら大粒種ぶどうの剪定をメインに管内圃場で実施した。
剪定指導を担当する営農指導課の角谷慎さんは「この時期のポイントとしては、寒さが厳しい地域なので新芽の凍害に注意を払い、樹勢を見極めながら剪定に強弱をつけて行うことが大切。また枝全体に日光があたるよう仕立てるのはどんな果樹でも共通する部分なので意識しながら剪定を行って欲しい」と基本と応用を交えながら説明していた。
また「JA洗馬の果樹販売実績はここ数年伸びており、生産者の皆様には本当に感謝申し上げたい。市場評価も高く自信を持って高品質な果樹の栽培拡大を目指していただければ」とも話していた。
生産者の方からは「我々のJAは全国でも最小クラスだが、準高冷地でのレタスを中心とした野菜栽培が盛んな地域として全国的にも知られている。その中において果樹栽培を主体とした地区もあり、大粒種ぶどうや桃、梨等の市場評価については野菜同様の高評価をいただいていることで大変栽培の励みになる。生産者も更に質の高い果物栽培に取り組むが、JA洗馬には市場や消費者との更なる連携強化と多品目栽培の強みを生かした小回りの利く販売事業で農家の所得向上を目指して欲しい」と激励を受けた。

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