高品質なりんごを目指し 剪定指導会開催

JAあづみ
梯子に乗り実演するJA営農指導員
梯子に乗り実演するJA営農指導員

JAあづみりんご部会梓支部は21~23日の3日間、松本市梓川の圃場でリンゴ剪定指導会を開いた。部会員やJA営農指導員ら約40人が参加した。樹木が休眠状態となる時期に合わせ、高品質果実の生産や安定収量の確保に向けて整枝・剪定技術を習得するのが目的。講師はJA営農指導員が務めた。剪定はリンゴ収穫時の姿をイメージすることが大切とし、樹形をクリスマスツリーのような細形紡錘形にすることで太陽の光がより多くの枝に差し込み、果実品質の向上と充実した花芽の確保に繋がると説明。
伸びた枝を途中で切る「切り返し剪定」と枝の付け根から切り、込み合った枝や不要枝を整理する「間引き剪定」について実枝で実演した。
参加者は「樹木に真っ赤なりんごがたわわに実るイメージと剪定方法を思い出しながら作業を進めていきたい」と話した。
梓川地域営農センターの榑沼友和課長代理は「剪定作業は栽培上、極めて難しい作業だが、収量や品質向上に直結する。丁寧に正確に作業して欲しい」と話した。

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