飯山市で冬至用カボチャ出荷開始

JAながの
みゆき野菜花き集荷所に持ち込まれたカボチャ
みゆき野菜花き集荷所に持ち込まれたカボチャ

飯山市常盤のJAながのみゆき野菜花き集荷所で、冬至用カボチャの出荷が12月3日から始まった。今年は、同市の生産者18人が83アール栽培に取り組み、1000ケース(1ケース=10キロ)を出荷。主に、県内向けに販売する。
12月上旬から市場に出回り、晩秋以降の収入確保につながることから、振興品目に位置付ける。カボチャは地域の生産に適した2品種で、ほくほく感があり甘味が強く、日持ちが良い。試験栽培を経て、栽培方法や品質面で一定の成果と方向性を確認し、10年ほど前から取り組んでいる。今後も、地域に適した品種や消費者から需要のある品種の選定を続けていく。
今年は播種期の7月に降雨が続き作業が遅れ、肥大期にあたる8月には干ばつ傾向となり小玉化が心配されたが、台風などの災害もなかった事やJAの現地栽培指導の実施、生産者の管理技術により収穫されたカボチャは例年並みの大きさと品質を確保した。カボチャは保存性が高く、10月末頃から11月上旬に収穫後、10度ほどの風通しの良い場所で25~30日間追熟させ、12月初旬にかけて出荷する。

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