簡単細工寿司を習得しよう

JAグリーン長野
形の崩れない太巻きの切り方伝授
形の崩れない太巻きの切り方伝授

JAグリーン長野女性部若穂総支部は12月4日、「漬物&巻きずし講習会」を長野市若穂の若穂ふれあいセンター(若穂農産物加工所)で開いた。部員31人が参加。2班に別れて、新型コロナウイルス対策をしながら、野沢菜の切漬や太巻き「簡単細工ずし」づくりに挑戦した。
漬物講習会は毎年の支部恒例行事。コロナ禍で開催を危惧したが、マスク着用、消毒・換気の徹底を申し合わせ、大興産業から講師を招いた。「簡単細工ずし」は、女性部がすすめる米消費拡大運動「巻きずし大作戦」の一環として、巻きずしのオリジナルレシピを共有しようと計画した。
今回は巻きずし作りに長けた外部講師、長野市農業研修センター栽培指導員の小林周司さんを招いた。小林さんは、「食べるならよりおいしく」と日常で料理を楽しみ、仕事上でも、研修生が作った農作物の加工方法について、自作レシピ提案も織り交ぜながら栽培指導している。「簡単細工寿司」も小林さんが30年ほど前、仕出し料理で見た細工寿司から発想を得て、味、色や模様など見た目にこだわって自作・レシピ化したもの。小林家では定番の料理で、今回、巻きずし大作戦の更北総支部が提案する巻きずしレシピの元にもなっている。
会場では、漬物講習と巻きずし講習を各1時間ずつ、2班が交替で研修。巻きずしづくりでは、小林さんがデモンストレーションに巻き簾の効果的な使い方や形の崩れにくい巻きずしの切り方などのコツを織り交ぜながら説明。その後、予め用意した2種の味の酢飯と卵焼き、海苔を合わせて、1人1本の細工ずしを仕上げた。部員の一人は「太巻きは作ったことがあるけれど、このひと手間かける太巻きは初めて。作ることが出来て楽しかった」と笑顔。他の部員も「コロナのなかで、久しぶりにお会い出来た人もいてとてもいい時間だった」と感想を寄せた。
駒村千春支部長は、「コロナでなかなか活動もできなかったなか、たくさんの人に参加してもらい、真剣に学んでいただいていて嬉しい」と話し、久しぶりの活動に手応えを掴んでいた。女性部担当の職員は「新しい生活様式で、初めてのことや注意しなければならないことが多いが、何より女性部のみなさんに喜んでいただけるように、できる限りで活動をサポートしたい」と話した。
JA女性部では、大多数が集まる企画や旅行等の活動は自粛しているが、3密対策等、感染防止対策の取れる活動は十分な検討し、活動につなげている。

MENU