特養りんごの郷、台風災害から復旧

JAながの
11月28日撮影。改修工事か完了し復旧した長野市穂保の「りんごの郷」
11月28日撮影。改修工事か完了し復旧した長野市穂保の「りんごの郷」

社会福祉法人ジェイエー長野会の特別養護老人ホームりんごの郷(長野市穂保)は、昨年10月の台風19号豪雨による千曲川堤防決壊によって浸水被害を受けた施設の改修工事が完了し、11月28日、竣工式を開いた。同法人やJAながの、地元地区、高齢者施設、建設会社の関係者ら28人が出席。リニューアルした施設を披露し、復旧を祝った。
当時1メートルほどの床上浸水被害を受け、利用者87人と職員14人が二階に垂直避難した。翌日にはヘリコプターやボートで救助され、市内の社会福祉法人若槻ホームの特別養護老人ホームへ無事避難した。その翌月からは須坂市のジェイエー長野会の「がりゅうの里」へ二次避難して利用者の介護支援を継続した。一年余りの避難所生活を経て、今月6日にリニューアルしたりんごの郷へ利用者が戻り、再開する。特別養護老人ホームとショートステイの機能を備え、新規の利用申込も受け付けている。
りんごの郷の千野真施設長は「ご支援とご協力をいただいた皆様に感謝している。利用者が一日も早く安心した生活が送れるよう、支援していきたい」と話した。
利用者は「ようやくりんごの郷に戻れるようになって嬉しい。また、以前のように生活したい」と話した。

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